2024年、世界13ヵ国のお客さまにご利用いただきました!

この記事は、地方の田舎でバイリンガルのガイドを目指している皆さまの参考になれたら嬉しいと思って書きました。

群馬県の四万温泉を拠点に、まち歩きやネイチャーガイドを行っている、シマ スパ ガイドwith プロでは、昨年(2024年)1年間で、13ヵ国のお客さまをお迎えすることができました。
四万温泉全体の外国人旅行者は多めに見積もっても1万人に満たない中で健闘できた一年だったと思います。
しかしながら、事業として軌道に乗せるという意味では、まだまだです。

そこで、「外国人客にまだまだ知られていない地方の田舎でバイリンガルのネイチャーガイドを事業として成功させるには?」という観点で、良かった点・うまく行かなかった点を挙げてみました。
同じように、地方でバイリンガルのガイドを目指している皆さまの参考になれば幸いですし、私自身も2025年の更なる成長を目指して行こうと思います。

うまくいった点

口コミが集まってきました

まだまだ、シマ スパ ガイドwith プロは、知られていません。
そこで、2024年は、体験していただいたお客さまからのレビューを集めることを重視しました。
その結果、まだまだ十分とは言えないですが、GoogleとTripadvisorでそれぞれ10件前後の好意的な口コミをいただくことができました。

販売チャネルを増やしました

2024年は、今までの自社のECサイトとVaitorのほかに、JTB Bokunやじゃらん遊び体験などいくつかの予約サイトで販売を始めました。
その中でも、自社販売用のツールJTB Bokunを導入したことで、自社経由の予約でのお客さまのユーザビリティが向上するとともに管理がとても楽になり大きな効果を発揮しました。

ネイチャーガイドが始まりました

一昨年(2023年)は、ガイド付きまち歩きツアーのみの販売でしたが、2024年には自転車で巡るネイチャーツアーの販売を開始し、実際に数件のお客さまにご利用いただくことができました。

これによって、お客様のニーズに沿って選べるツアー構成となってきたと共に、四万温泉の大きな魅力である、自然をお伝えできるチャンスが広がりました。

うまく行かなかった点

とは言っても、集客数・単価はまだまだ

一昨年(2023年)から比べると件数・売上とも大幅に伸びましたが、目標である 「事業として成功させる」ためにはまだまだ足りません。

このツアーを「知っていただくこと・魅力をお伝えすること」に全力を傾け、件数を大幅に増やす努力をして行こうと思います。
おかげさまで、昨年は利用ゼロだった1月もかなりのご利用をいただけていて徐々に効果は出てきています。

一方で、単価を上げるためには何が必要かはまだまだ答えが出ていません。
ウォーターアクティビティのように特別場所と用具を使うツアーは、手間も元手もかかりますがお客さまからの単価も高めに取れます。
私のツアーのように、商品は田舎の温泉の街並みと私自身のトークとなると単価を上げるには、自分自身をもっと成長させて行くしかないと感じています。

バイリンガルガイドとしてのコミュニケーション能力

実際に街や自然の中を歩いて、そのものを目の前にしながらご案内するので、高度なコミュニケーション能力がなくても、そこそこ満足度が高いガイドをすることができます。
心優しいお客さまたちからは、Your English is very good. と言っていただきますが、より深い説明やジョークなど、また、少し賑やかな場所での聞き取りなど、もっとコミュニケーション能力が高まればもっと喜んでいただけるのに、という場面は少なくありません。

ここは私にとって大きな課題です。

日本中のことに対する知識

海外からのお客さまは、いま歩いているここだけでなく、それに関連する日本全体のことを質問してきます。
ですから、それらへの対応能力がまだ足りていないと思う場面が多くありました。

自分自身が、日本の歴史や文化、地理などについて学び続ける必要がありそうです。

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Author of this article

Masuo Kashiwabara
群馬県・四万温泉にて温泉旅館を経営。地域でのインバウンド客比率が3%にも満たない中、どこよりも早くインバウンド集客に経営をシフト。
その比率は20%越え、メディア等でユニークな作戦が報じられる。
近年は四万温泉地域全体のインバウンド客を増やそうとバイリンガルのネイチャーガイド/タウンガイドとして活動。日本全国にもバイリンガルガイドを増やしたいとセミナーを広げることに全力投球中。

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