地方の田舎で英語を活かせる仕事や副業はどんなものがありますか?

田舎で英語力を活かす

日本人の英語力はどのくらい?

今日は、ちょっとショッキングなデータをご紹介します。

2023年のEF EPI英語力指数による調査では、英語を母語としない113カ国・地域のうち、日本人の英語力はなんと87位、アジアでの順位でも23カ国中の15位とされています。
(2023年、EF EPI英語力指数による https://www.efjapan.co.jp/epi/

これだけインバウンド需要が急拡大と連日ニュースで報じられているにもかかわらず残念な気もしますが、一方で、英語でコミュニケーションできる人は確かに少ないとも感じます。
でも、少数派である「英語でコミュケーションできる日本人」にとっては、需給ギャップのある今はある意味チャンスかもしれません。
実際、都市部に住む方々は英語を活かした仕事に就きやすそうです。
では、地方の田舎に住む人はどうでしょうか?
今日は地方の田舎で英語を活かせる仕事や副業はどんなものがあるか考えてみました。

1. 旅館・ホテルで働く

地方の宿にもインバウンドの波が

コロナのパンデミックが終わり、日本の観光関連産業は空前のインバウンド需要で活況を呈しているというニュースが毎日のように流れています。

そして、大都市や世界的に有名な観光スポットのみだった訪問先が、徐々に、世界的には全く無名な地方の田舎にまでお客さまが訪れるようになりました。

実際、私の経営する四万温泉柏屋旅館では、2023年には世界45カ国からのお客さまをお迎えしています。
そんな地方の旅館やホテルでは、英語が話せるスタッフをとても必要としているのでそれらがお住まいの近くにあれば、英語を活かせるのに最適な職場のひとつです。

2. オンライン(クラウドソーシングなど)

場所の制約を受けないオンラインでの副業

逆に、地方に住んでいても場所の制約を受けないのが、クラウドソーシングなどを使ったオンラインの副業です。

ちょっと検索しただけで、文書の英訳・英検やTOEICの合格指南・英会話レッスン、など副業にちょうど良さそうなお仕事がたくさん出てきます。
登録している方がとても多いので競合しそうですが、他の登録者と差別化できる特徴があればじゅうぶん仕事になりそうです。

一方、単純な英訳などは、他の登録者との競合はもちろん、著しい成長を遂げているAIに仕事を奪われかねません。

3. 英会話の先生

英会話の先生は、語学を活かすのに最適な仕事の一つですね。

地方で英会話教室と言えばその生徒は、子ども。
自分の教えた子どもたちの英語力がどんどんアップしていくのを見るのは楽しみで、とてもやりがいのある仕事だと思います。
全国組織の英会話学校のフランチャイズに加盟する、自分に無理のない範囲で小さく経営する、など参入の仕方も幅が広そうです。

懸念があるとすれば、地方で特に顕著な少子化とオンライン英会話との競合でしょうか。

4.英語で話せるネイチャーガイド、ツアーガイド

四万温泉のまち歩きツアーに参加のお客様たち

インバウンド客の地方への流入に伴い、必要になってくるのが、私が携わっているインバウンドのネイチャーガイド、まち歩きガイドです。

情報が少ない田舎の魅力をガイドとともに歩くことで、お客さまの満足度は格段に増し、その地域への愛着や再訪を促すチカラになります。
私の住む群馬県中之条町には、四万温泉のほかにも、古くから伝わる「闘茶」、戦時中に急ぎ開発した鉄山の遺構、養蚕で栄えた集落趾、ラムサール条約登録湿地など、魅力ある資源がたくさんありますが、それらをバイリンガルで説明できるガイドがゼロなのが現状です。

ガイドの仕事はお客さまと長い時間過ごす仕事なので、やりがいは最高です。

こうやっていくつかの例を挙げましたが、
地方での「これからの成長余力×やりがい」という視点でとるなら
超手前味噌ですが、おすすめは1か4だと言えます。

いかがでしたか?
「英語コミュニケーションできる日本人で田舎に住んでいる人」は、
まだまだ少数派です。
その強みを活かしていけば、やりがいのある楽しい仕事や副業に就けると思います。
ぜひ、ご一緒に地方の国際化にチャレンジしましょう!

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