
まち歩きガイド、ネイチャーガイドになって、世界中のお客さまをお迎えしたい! でも、自分の語学力がちょっと心配。
というお声をよくお聞きするようになってきました。
今日はそんな疑問にお答えしようと思います。
日本人の英語力はどれくらい?
少なくとも、中学・高校と6年間は英語を勉強したはずですが、私も含め多くの日本人は「英語が苦手」という意識を持っているのではないかと思います。
そして、実際、残念なことに日本人の英語力は高くないという調査結果もあります。
スイスの国際語学教育機関が2024年に調査した結果によると、英語を母語としない116カ国・地域のうち、日本人の英語力は92位と「低い能力」に位置付けられています。
お隣韓国は50位ですからかなり水をあけられています。
ということは、ある意味、チャンス?
日本全体の英語能力がまだまだ低いということは、多くの日本人にとって、英語を使う仕事は参入障壁が高いということ。
そして、この記事を見にきて下さっている方はたぶん「ある程度英語が話せる」層の皆さんだと思いますので、バイリンガルガイドに限らず、語学力を生かした仕事に就きやすく、ある意味チャンスですね。
どのくらい英語が話せればバイリンガルガイドになれますか?
では、どれくらい英語が話せればバイリンガルガイドとして活動できるでしょうか?
もちろん話せれば話せるほど、良いに越したことはありません。
実は、私の英語力もとても怪しいです。
数年前に受けたTOEICが645点です。
これは「ある程度英語ができるようになったけど、まだおぼつかない部分がある段階」だそうで、英検だと2級くらいに該当するようです。
実際、ツアー中でも理解できないこと、うまく説明できないことが出てきてそのたびごとに「もっと話せればなぁ」と反省しています。
でも、事前の準備や工夫、ツールの活用などで、完璧な語学力はなくても、お客さまに喜んでいただくことは可能です。
語学力を補うツールや準備
では、足りない語学力を補い、お客さまに喜んでいただくためにはどんな工夫やツールがあれば良いかをいくつかご紹介します。
あらかじめ原稿を作っておきましょう
まず、お勧めしたいのが、ツアーの行程に沿って何を話すかを英語に書き出す原稿作りです。
私の場合は、日本語で書き出し群馬県の観光担当のネイティブの方に翻訳していただきました。また、最近ではAIも活用して翻訳しています。
実際の現場では、原稿をそのまま読むことはなかなか難しいので、出来上がった原稿を何回も読んである程度頭に入れておくことをお勧めします。
原稿を紙芝居形式にまとめてツアーに持参しましょう
私は出来上がった原稿を場面ごとに印刷し、表は写真やタイトル、裏には話すべき英語原稿を書き出した紙芝居形式の台本? を持ってツアーに出掛けています。
特に、ここの場所に伝わる伝説や歴史の解説など、具体的に細かく説明しなければならない場面では、その紙芝居を見せながら裏に書いてある原稿を読み上げるという手法をとっています。
また、それを持っているだけで、困った時には読めば良いという安心感が断然違ってきます。
スマホで使える翻訳ツールを活用しよう
お客さまはガイドとの会話を楽しみたいもの。
だから、原稿を読み上げるだけでは、満足度は向上しません。
ツアー中の3時間はお客さまと英語で日常会話をずっとやっている感じです。
そうなると当然わからないこと、聞き取れないこと、うまく言えないことが出てきます。
そんな時は、躊躇せず、スマホのアプリを利用しています。
私が使っているのは、VoiceTraという日本製のアプリで、毎年進化し続けていてとても使いやすくなっています。
予習も大切です
いったん原稿は作っておきますが、その日に回るコースを想定して、こんな会話が起こりそうだなとロールプレイしておくと意外と役に立ちます。
とくに、ネイチャーガイドの場合、季節ごとに景色が変わるので、その季節に咲いている花は英語で何て言うのかなどを調べておくと効果てきめんです。
まとめ
どのくらい英語が話せればバイリンガルガイドになれますか? ということについてお話ししてきましたが、結論としては、TOEIC600点、英検準2級くらいなら、事前準備やツールの活用で、充分お客さまに喜んでいただけるツアーを開催できると思います。
なにしろ、お客さまに見ていただきたいもの、体験していただきたいものは目の前にあるのですから、指差し、身振り手振りでも相当理解していただけています。
実はそれほど難しくない「バイリンガルのガイド」、日本の田舎や地方を盛り上げるためにぜひご一緒にチャレンジしましょう!

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